2012年8月3日金曜日

変態ですいませんっ


チームクレアの皆さま、お疲れ様です。

鈴鹿や他レースに向けて、練習もさらに熱を帯びているところと思いますが、
不肖フルカワ、最高気温35度の猛暑の中、無謀にもとらいあちゅろんに挑戦してまいりました。


ええ とらいあちゅろんです。


場所は倉敷、児島。瀬戸大橋がかかる蛸とジーンズが有名な街ですが、
545人とリレー39組が出場、約2,700人のボランティア、沿道には約14,000人など、
街をあげての大会でした。


距離は、いわゆるオリンピックディスタンスといわれる、51.5km(スイム1.5、バイク40、ラン10)


フルマラソン走ったこともないのに、フルマラソンより楽だろうと高を括っておりましたが…


終始「最初で最後 最初で最後」と呪文のように呟きながらのレースでした(笑)


スイムは水中からスタートするフローティングスタート。


入水地点からスタートラインまでは約100メートル。
選手は4ブロックに分けられ、不肖、若葉マークの最終4ブロック目スタートです。
緊張の中、ほぼ最後尾から入水し、スタートラインへ向かおうとすると、既に4ブロックの
殆どの選手はスタートラインに。焦ったのも束の間、スタートの合図(ホーン)がなり、
慌ててスタートライン目指して泳ぐ始末。



なんとか集団に追いつくも、今度は蹴られる、殴られるは…
故意ではありませんが、ほとんど視界ゼロ状態のなか、突然横から足が頭を蹴り上げてきます。



平泳ぎはやめてください…(泣)









殺人キックの度にメガネを付け直したりしながら なんとかなんとかスイム終了。




既に、精根尽き果てた顔してます(笑)



※この後、前をタンカで運ばれる選手が。顔は真っ青。後日読んだ報道によると、
1km地点でうつぶせで浮いているのを発見され、一時心肺停止状態だったようですが、
ドクターヘリで運ばれて、意識は回復されたようです。ヨカッタヨカッタ

しかし、こんなもの見せつけられると、さらに言い訳、いやテンション下がりまくりです。


トランジションと言われるバイクや着替えなどを置いている場所に向かうのですが、
そこまでのルートが結構長く、選手の家族や応援の方が取り囲んでいる中を、
選手は小走りで向かっていきます。

わたしの後ろはどうやら若い女性のようで、
まわりの知人の体育会系声援に「頑張りますっ」「ハイっ」と威勢のいい返答をしながら、
私を煽りに煽って追いかけてきます。


まわりは観客でいっぱいです。


よせばいいのに、オッサンの意地がちょっぴり芽を出します。
「ん、抜かさんっ」とばかりに、つい頑張ってしまう始末。



これ、けっこう効きました。



トランジションから、早く抜け出してバイクに乗らないといけないんですが、体が動きません。
獣に追いかけられた兎さん状態です。
ここは心拍が落ち着くまで、ゆっくりしょうと時間を掛けて、やっとバイクスタート。



でも、足全然まわりません。
心拍パクパク状態。
サイコンの心拍数は、マックスの95%。175から、なかなか下がりません。

バイクコースは、鷲羽山スカイランを2周するコースで
ヒルクライムレースかと思うほどの、アップダウンが激しいコース。

チームクレアのメンバーとして、バイクでは意地を見せたかったんですが、
ここでも、いつものヘタレ魂が露出してしまいました。
スイムの後のバイク、こんなにキツイとは。

それでもなんとかペースを少しづつ上げながら登っていくと、
前方にカメラを構えた姿が。

ツールド沖縄の経験がここで活かされます。
オールスポーツの撮影隊が近づくと、前を塞ぐ選手をダンシングで追い抜いて、
カメラの前ではソロで写るように調整します。
ここ、頑張りどころです(笑)


ダンシングでペースをあげるのは、この時だけ



スカイライン2週目はペースを上げましたが、キツさは変わりません。
前方の集団をダウンヒルで追いかけるサムエルサンチェスのイメージで走りますが、




獲物は、エイドステーション(笑)




ボトルのドリンクはホット状態。
エイドステーションの冷たいドリンク、たまりません。
速い選手は見向きもしませんが。



ランでは、エイドステーションで水分を取りすぎたのか途中トイレに入ったのですが、
横で用を足していたご年配の選手が

ご年配「暑い、暑すぎる。これからもっと熱くなるでぇぇ」

不肖「ほんとですねぇ」

ご年配「これから、もっともっとキツくなるで。 楽しいんはこれからや。
しんどいほどトライアスロンは楽しいんや!ガハハハ…グヘグヘ」


……………

………




変態です。



元気にトイレを飛び出したご年配。
私より早いピッチで先を行かれましたが、途中のエイドステーションで追いついた時には、
鬼のような形相で立ち止まってられました。

心配になり一声掛けようと思いましたが、

“いかんいかん、今一番楽しんでおられるところ 邪魔しちゃいかん”

と思い直し、そのまま“心を鬼”にし通り過ぎました。



で、なんとかかんとかで、完走しました。




レースを終えての感想は ただただ 暑かった  キツかった…

次、またやろうとはこのとき思いませんでしたが、
ホテルに戻って大浴場で選手たちと話をしていると、

「宮古島は最高」「石垣島もいいですよ」

と変態による変態のための変態の声が私を襲ってきます。


ご興味のある方はお声掛けください。


さぁ、次は真夏の鈴鹿です。

変態ですいませんっ!
(BGM:エルヴィス・プレスリー A Little Less Conversation)



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